契約離婚から円満離婚へ

契約離婚を経て、円満離婚、、成立しました。

慰謝料

私は、1年後に正式離婚という構えを崩さなかった。土下座と誓約書で許せる範囲はとうに過ぎていた。契約離婚自体はいい提案だったが、その前の離婚協議とその後の喧嘩でさらに傷ついていた。夫にも痛い目を見て欲しかった、何か搾り取りたかった。

「すみませんじゃすまないよ。慰謝料でも払えば?」

口からついて出た。我ながら名案だと思った。夫は痛い目に会うことで学習するだろうし、私は今回の件での損害(医療費や負担増分)を回収できる。その上で、弁護士の意見を入れた離婚条件で誓約書を書けばいいと思った。慰謝料としては10万ももらえればいいかと思ってた。もしも夫が20万払うというならそれはありがたく受け取ろうと思っていた。

夫の提示は5万円だった。

人をバカにするのもいい加減にしろ、5万だなんて私の負担増分すら補えない、私が自動車税を払ったのは気づいていないのか、知ってて知らんぷりなのか、軽自動車の自動車税だって3万近くするのだから、5万近く払ったに違いない、などと捲くし立てた。

車の下取りを考えていた時に、自動車税について調べたので軽自動車の自動車税が約3万なのは知っていた。だが、他にもいろいろ支払いがあったので、自分の車の自動車税に実際いくら支払ったかは覚えていなかった。

夫は、いや、そんなはずはない、あの車はエコカー減税対象車種だ、などといい、スマホで何やら調べ、ごちゃごちゃと計算し始めた。

器の小さい男だと思った。